【Prodrafts】無限に広がるキャンバスで思考を整理！iPadのノートアプリProdraftsが使いやすい

iPadとApple Pencilとの組み合わせはデジタルとアナログの融合が魅力の1つだと思います。

そんなデジタルとアナログの融合で多くの人が恩恵を受けるだろうものが手書きメモではないかと。紙に書くとその紙の枚数分かさばるし、探し出すのも一苦労。

iPadなら1台の中に丸ごと収まってしまうし、アプリによってはフォルダにまとめたり、手書きの文字から検索できてしまうので探し出すのはいとも簡単。

そんな手書きアプリでいいものがあったので紹介したいと思います。

無限ノートアプリ Prodraftsでできることや使い方など

今回紹介するのはProdraftsというアプリ。手書きできるメモ系アプリですが、無限に広がるキャンバスが特徴です。

これまでConcetpsやMapnoteといった無限キャンバス系アプリを紹介していますが、Prodraftsは主要なメモアプリの機能を抑えつつ、大きいキャンバスの中でも情報を整理することができてしまいます。

ここではProdraftsでできることを紹介したいと思います。

ツール

Prodrafts上では2つのツールボックスが表示されています。1つは純正のPencilKitで編集ツールの基本となっています。純正のメモアプリと同じなので使い方に迷わないと思います。

もう1つがProdrafts独自のツールボックス。こちらは図形やテープといった挿入ツール、ポインターツールがあり、さらにPencilKitの好みのツールで太さ・カラーを独自のツールとしてお気に入り登録ができます。

例えば「太さ6mmの黒色ペン」、「太さ1mmのモノライン」、「水色の蛍光ペン」など。

純正のPencilKitは色や太さが上書きされてしまうので、都度変える必要がありますが、Prodraftsではお気に入りを保存できるのが便利。

PencilKitなので純正メモのように線を描いて少しホールドしていると線が補正されます。直線・矢印・四角形・星型・ハートなど。ノートを作る際は重宝する機能なので嬉しいポイント。

キャンバス

キャンバスを開いて右上のメニュー「＋」からキャンバス項目でキャンバスの設定が可能です。

設定できるのはキャンバスの背景色、背景の質感（紙）、補助線（方眼や罫線や五線譜など）、補助線の色、補助線ギャップ（線の間隔）です。

挿入

画像、動画、音声、ファイル（PDF）、テキストをキャンバス上に挿入が可能です。

右上メニュー「＋」からそれぞれの項目から、あるいはドラッグ＆ドロップで挿入ができます。Prodraftsではページの概念がないので、ホワイトボードにそれぞれ貼り付けるようなイメージになります。

音声はiPadのマイクを利用して直接録音することも可能。

また、iPadのカメラから書類をスキャンして、画像またはPDFとして挿入することも。

右上「＋」メニューのデータ内の「ファイルを表示」から挿入したファイルを一覧で確認ができます。これは地味に便利かと。

アートボード

Prodraftsのような無限キャンバス系アプリではページの概念がなく、キャンバス1枚が広がっています。なので、書き込んでいくにしたがってキャンバス上で迷子になったり、情報が散漫に。

これは無限キャンバス系ノートアプリの宿命なんですが、Prodraftsではアートボードを活用することでキャンバス内にページのような範囲を作れます。

右上の「+」メニューから「アートボードを挿入」から追加が可能。アートボードは無地や方眼や五線譜などさまざまなテンプレートと7色の背景色から選ぶことができます。

追加したアートボードは、右上のメニュー虫眼鏡ボタンの左のパネルボタンから一覧表示ができます。

この一覧のアートボードをタップすると、選択したアートボードが画面中央になるようにキャンバス内の移動が可能です。

また、アートボードを移動させると、アートボード上に書かれているものごと移動できるので、情報の整理にめちゃめちゃ便利。

アートボード自体も追加後でも拡大縮小が自由なので、追記の際に困ることはありません。

エクスポート

キャンバスを外部に共有する場合などエクスポート機能は重要です。Prodraftsでももちろん抑えています。

右上「＋」メニューのデータ内の「エクスポート」からページ全体を独自のprodrafts形式・PDF・画像からエクスポートができます。

同じく右上「＋」メニューのデータ内の「切り取り」から一部を画像として切り取ることも可能です。

その他機能

その他機能として、計算機・タイマー・定規・ピンがあります。

計算機・タイマーは右上「＋」メニューの「追加」から表示。計算機は小さなウィンドウででてきて地味に便利。またタイマーはカウントダウン・ストップウォッチが用意されています。

ピンはそのまんま。ピンを追加した場所に移動できる機能です。

ピンを追加するにはピン留めしたい場所を長タップして表示されるメニューから「ピン」を選択。ピンの名前や色を自由に設定が可能です。

作成したピンを表示したい場合は、右上のピンボタンから。

無限に広がるキャンバスの中に秩序を

Prodraftsはあってほしい機能はしっかり抑えつつ、無限キャンバスの中でもアートボードやピンといった機能で、視覚的にも思考的にも整理ができるメモアプリです。

例えばアートボードを使ってグラレコみたいなものを作ると、無限キャンバスで一覧を俯瞰して見れるし、パネルから一枚ずつピックアップして見れるので良さそう。

全ての機能を使うには課金（執筆時点で1,200円）が必要になりますが、無料でダウンロードができるので一度試してみてもらえればと思います。