第3世代 Ryzen(Zen 2)で組む自作PCシリーズ。前回はトラブルが続いたもののなんとか組み上がって、Windowsをインストールすることができました。
あれから設定やアプリのインストールなどを行い、ざっと使ってみましたがパフォーマンスは最高。
今回は各種ベンチマークや普段よく使うアプリでの動作をチェックしていこうと思います。
- パーツ紹介編 / 第3世代 Ryzen 7 3700X(Zen 2)で自作PCを組む
- 組み立て編 / 第3世代 Ryzen 7 3700X(Zen 2)で自作PCを組む
- ベンチマークや使い勝手編 / 第3世代 Ryzen 7 3700X(Zen 2)で自作PCを組む <-今ココ
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自作PCはコンパクトに仕上がりました
組んだPCはこちら。今回はマザーボードのフォームファクタをMini-ITXで組み、さらに写真・動画編集やフルHDでのゲームがそれなりに動く、「小さくて強い」をコンセプトにコスパ重視で組んでみました。小さいボディにみちっと詰まった性能にロマン感じます。
Mini-ITX専用のケースなだけあって想像以上にコンパクト、もっと小さいケースは山にようにあるけど、デザイン性や作業・メンテナンス性を鑑みて、このケースにして良かったと思います。
サイドパネルがガラスですので、ファンやメモリも光らせるとカッコいいかも。最近は細かくRGBライティングが設定できるようなので、そのうちRGBファンなどを換装して光らせたいところ。
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ベンチマークをとってみる
Ryzen 7 3700Xをはじめ、組み込んだパーツの性能どの程度なのかベンチマークで数値をみていきましょう。あんまりベンチについては詳しくはありませんが、有名どころのCINEBENCHやGeekBenchで計っていきます。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20ではマルチコア性能で4532 pts、シングルコアで487 ptsものスコアを叩き出しました。競合のIntel Core i9-9900Kではマルチコアで3988 pts、シングルで496 ptsとのこと。
同じくAMDからリリースされているRyzen Threadripper 1950Xは民生用で16コア 32スレッド。マルチコア性能スコアは6670 ptsです。
Ryzen 7 3700XはThreadripper 1950Xの半分のコアですが、スコアは半分以上の結果に。シングルコアの性能が上がっている証拠ですね。
GeekBench
マルチプラットフォーム対応のGeekBenchでの結果です。モバイルPCと比べるのはどうかと思うけど、前メインPCのMacBook Proとの結果を比べてみました。
MacBook ProのCPUは4コア、Ryzen 7 3700Xは8コア。シングルコア性能はRyzenのが900ほど高いし、マルチコア性能では単純に倍以上いくのかと思いきや、そこまで伸びなかったですね。
Crystal DiskMark
システムドライブとして使っているWD Black SN750 NVMe 500GBは読み込み3130MB/s、書き込み2326MB/sと想像以上の爆速ぶりを叩き出してくれました。Samsungのm.2 SSDよりは若干書き込み性能は落ちるけど、その分若干ながら価格が安い。
m.2 NVMe SSDは発熱が問題になりますが、こちらのWD Black SN750 NVMe 500GBはヒートシンクをつけなくても最大で50℃と発熱がかなり抑えられています。マザーボード付属のヒートシンクをつけると最大で44℃なので、サーマルスロットリングによる性能低下には中々ならなそう。
FF 14 / FF 15 ベンチ
こちらはどちらかというとGPU性能に依存するベンチになると思いますが、一応計測してみました。
どちらも解像度をフルHDで最高設定です。FF XIVは非常に快適で、FF XVはやや快適とまぁまぁな結果に。
組み込んだのはZOTAC GAMING Geforce GTX 1660 6GBでNvidia最新のシリーズのグラフィックボードになりますが、前シリーズのGTX 1060以上GTX 1070未満なコスパ重視の廉価モデルです。
廉価モデルといえど性能は僕の用途には十分なほどで、PUBGやNier Automata(今やっている)などフルHDで非常に快適に遊べます。
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使い心地は最高
これまでは機械的なCPUやGPUなどのベンチマークでしたが、ここからは体感による使い心地について。
- Lightroom Classic CCでの写真管理・編集
- Davinci Resolveによる動画編集
僕の使用用途で主に重い処理は上記の通り。
Lightroom Classic CCでRAWからJPEG書き出し
FUJIFILM X-T20で撮影した6000x4000pxのRAWを圧縮75で100枚JPEGに書き出してみました。
所要時間は1分38秒。前のマシンのデータをとっていないので、どれぐらい高速化されたのかはわからないのですが体感的に非常に速くなったと感じます。
書き出し中は全コアフル稼働していて、余すことなく使い切っている感が気持ちいい。
4K 60fps動画を使ったDavinci Resolveでの動画編集・書き出し
Go Pro HERO7 BlackやOsmo Pocketを購入してから、子供の動画1か月分を5分前後の動画にまとめる編集をして、月に一度両親に送っています。前のマシンではストレスで編集が大変でしたが、自作PCでは非常に快適です。
そして肝心なのが動画の書き出し時間です。動画編集が終わって書き出しし、アップロード前に一通りチェックするのですが、ここでミスに気付くんですよね。また編集して書き出しとなるので、なるべく書き出し時間は短い方がいいですよね。
今回フルHDや4K動画をソースにした6分ほどの動画で、YouTube 1080p 30fps書き出しでテスト。結果は3分50秒と実時間よりも短い時間で書き出せました。僕の用途では十二分に満足な結果です。
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まとめ / 苦労したけど大満足な性能とコスパ
組み立て時には非常に苦労した今回の自作PCでしたが、そのおかげで大満足な性能でした。
最初に組んだ時のCPUはIntel Core i7-7700 4コアで、GeekBenchをみると大体13インチ MacBook Pro 2018 Core i5と同程度の性能です。
そう考えるとAMD Ryzen 7 3700Xの性能とコスパは尋常じゃないですね。マシン自体も安定していますし、今のところ最高。
今度は徐々にパーツを換装して小っちゃくて強いPCを作り上げていきたいと思います。
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- 組み立て編 / 第3世代 Ryzen 7 3700X(Zen 2)で自作PCを組む
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