ENHANCE

iPad mini(第6世代)をレビュー!良いトコロ・気になるトコロ。

iPad mini(第6世代)をレビュー!良いトコロ・気になるトコロ。

iPad mini(第6世代)が発売されましたね。僕はAppleの発表会はリアルタイムで見ずにしっかりと寝る派(?)。今回のiPad miniは発表されて即日予約だったのですが、僕は発売日に到着しないほど遅れてしまっていたので、しばらくは様子見でいこうと思っていました。

発売日の2021年9月24日、SNSでは続々と到着報告の嵐。まぁ羨ましいこと。

そんな気持ちで9月26日の日曜日に出かけた際に立ち寄ったApple専門店で「iPad mini(第6世代)ありますよ!」っと…運よく手に入れることができちゃいました。

ということでiPad mini(第6世代)を約1週間ほど使ってみたレビューを書いていこうかと思います。

ちなみに僕はメインで12.9インチiPad Proを使っていて、持ち歩くのに正直気合がいります。その点iPad miniは「使わないかもしれないけど持っていこう」と思わせるほど持ち歩くハードルが低いので、いつでもどこでもiPadを持ち歩きたい人には本当にオススメ。

スポンサーリンク

iPad mini(第6世代)の良いトコロ

筐体が小さくなって画面が大きくなった

iPad mini(第6世代)スターライト 64GB セルラーを購入
iPad mini(第6世代)iPad mini(第5世代)
134.8mm134.8mm
長さ195.4mm203.2mm
高さ6.3mm6.1mm
重量297g308.2g

iPad AirやProのようにジェスチャー操作を基本としたオールスクリーンタイプになりました。ホームボタンがなくなったので、その分画面が大きくなり7.9インチから8.3インチへ。

ホームボタンに搭載されていたTouch ID(指紋認証)はトップボタンへ。合わせて音量ボタンも上部へ移動しました、物理ボタンでのスクリーンショットは撮りづらくなったなぁという印象。

左:iPad mini(第5世代)、右:iPad mini(第6世代)
上:iPad mini(第5世代)、下:iPad mini(第6世代)

厚みは0.2mm増えたものの長さが7.8mm短くなり、重量はCellularモデルで訳11gほど軽くなりました。iPad miniは縦で使うことが多いと思うので、ブラウジングなど縦領域が広い分見やすさも格段に違いますね。

画面が広くなったので、筐体サイズ変わらず漫画などの電子書籍も大きく表示できるのは嬉しいポイントです。

ステレオスピーカーになった

上部・下部にスピーカーを2基搭載しているので、横向きにするとステレオスピーカーに。miniとはいえ思いの外、迫力のあるサウンドを流してくれます。

流石に4基搭載されたiPad Proの包み込まれるような立体感のあるスピーカーには負けてしまいますが、手元でどこでも音楽や動画をこのサイズでは想像できないような迫力で視聴ができるので、コンテンツ消費が捗ります。

LightningからUSB-Cポートになった

LightningポートからUSB-Cポートにアップデートされました。USB-Cになって何が嬉しいのかというと。

  • ケーブルを纏めることができる
  • 他機器との接続性(カメラとか)
  • 転送速度の高速化

特にケーブルを纏めることができるのがポイント。

メインで使っているiPad ProはUSB-Cになってかれこれ3年ほど。使っているスマホもiPhoneではなくAndroidなので、LightningポートのものはAirPods Proくらい。といってもAirPods Proもワイヤレス充電なので実質0、そんな中新たにLightningポートのものが増えるのも嫌なので、個人的には嬉しいアップデートです。

他ポイントとしては転送速度の向上でしょう。Lightningでは最大480MbpsとUSB2.0ほどの速度、対してiPad mini 6に搭載されているUSB-Cでは最大5GbpsとUSB 3.1 Gen 1になっています。

外でiPad mini 6とカメラをUSB-Cケーブルで直接繋げるし、写真を取り込むにも高速になっているので嬉しいところです。

Apple Pencil 第2世代対応になった

Apple Pencilは第2世代に対応しました。お尻にぶっ刺しスタイルはApple Pencilのキャップも失くしそうだし、折れちゃいそうだしで正直使いづらいですよね。

Apple Pencil 第2世代はiPad側面にマグネットでくっつき持ち運びも容易、かつ充電もできる。なので使いたい時に使えるので最高なんです。

コミック本とiPad mini(第6世代)

ペンの追従性は抜群なのでメモをとったり絵を描いたり、iPad mini(第6世代)はコミック本ほどのサイズ感でまるで手帳のようです。

また「書く(描く)」だけでなく、細かな部分を操作するポインティングデバイスとしても最高です。

他にもダブルタップ機能とかありますが、Apple Pencilがすぐ使える・使える状態であるというのがポイント。

また、他のiPadとの共用も簡単。それぞれ使う前に一度iPadのロックを解除した状態でサイドにパチっとつけるだけで再ペアリングができます。

スポンサーリンク

iPad mini(第6世代)の気になるトコロ

ベゼルが太い

奥: 12.9インチiPad Pro、手前: iPad mini(第6世代)

iPad mini(第6世代)を初めて手にした時に最初に思ったのが「ベゼル太くない?」。メインで使っている12.9インチiPad Proと比較するとベゼルの太さはほとんど一緒でした。

12.9インチiPad Proぐらいの画面の大きさであれば狭く見えるベゼルですが、iPad mini(第6世代)ほどの大きさでは相対的にベゼルは太く感じて、ずんぐりむっくりしている印象。

例えば最近のスマホは大きさに比例してベゼルがかなり狭いですよね、iPad mini(第6世代)も大きさに合わせてベゼルも小さくしてほしかったなぁ。

ゼリースクロール

スクロールした時に右肩上がりになる

巷で言われているゼリースクロール。ディスプレイの更新に左右でラグがでて、速くスクロールした時に描画が斜めになってしまいゼリーのようにぷるんとなるような現象がiPad mini(第6世代)では顕著に表れているようです。

どうやら個体差があるとかないとかで、僕もiPad mini(第6世代)を気にしてみたらゼリースクロールが起きていることに気づいてしまいました。

個人的には凝らしてみなければ気にならないので問題はないのですが、人によっては気になると思うので購入検討している人は実機を数台確認してからのが良さそうです。

UIが小さく余白が大きい

これはiPad mini(第6世代)というよりiPadOS 15の気になるポイント。

ホーム画面の左右の余白が大きすぎて、せっかく広くなった画面を目一杯活用できてないなぁと。

また、ドックにたくさんのアプリを置くとアイコンがめちゃくちゃ小さい。特に縦画面だとさらに幅が小さくなるので、それ応じてアイコンもぎゅっと小さくなってしまいます。iPad miniでは縦画面で使うことが多いと思うので結構辛い。今後のアップデートで改善してくれるといいな。

設定のホーム画面とDock内の「おすすめのApp/最近使用したAppをDockに表示」をオフにして、ドックに置くアプリも9個までにしておくといいかと思います。

Apple Pencil miniが欲しい

iPad本体にくっつけて充電できて定位置もできてしまうApple Pencil 第2世代に対応したのは非常に喜ばしいポイント。けど、Apple PencilがほとんどiPad mini(第6世代)と同じ長さの点と、縦画面で使うことが多いので(縦で使うと横にApple Pencilがきてしまう)、地味にApple Pencilを常時つけておくのは邪魔くさいなといったところ。

外しておけばいいと言われればそれまでなのですが、この手帳のようなサイズ感を活かしたいので、やっぱりiPad miniのサイズにあったApple Pencil miniが欲しいなぁと思っちゃいます。

それかGalaxy Noteみたいに本体に収納できるようになってくれるといいかも。

スポンサーリンク

このサイズ感は手放せない

気になる部分もあって完璧とは言えないけれど、この手帳のようなコミック本のような片手に収まるサイズ感が良すぎてめちゃくちゃ気に入りました。

オールスクリーンになったことでブラウジングや電子書籍の見やすさや、ステレオスピーカーで迫力のある動画視聴体験がアップグレードされています。

また、Apple Pencil 第2世代に対応し、いつでも使える手書き環境で、コミックサイズ感もあってまさに手帳のように扱えます。

とはいえ、ゼリースクロール現象などクリティカルな部分もあるので、購入前に実機を確認するのをオススメします。

同じタグの記事を読んでみる